1. |
カーテンコール
03:04
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閑静な街の底に沈む
雨粒は君の影を喰らう
壊れかけた傘を濡らして
梅雨明けの空気を待ち侘びる
積み減らしてきた借り物の時間を
流して溢していたらさ
どうしようもない日々の残像さえも
気付けば鮮やかになってた
ふとした瞬間溢れかえった
単純明快な冗談で
私の秘密になって欲しい
私の秘密になって欲しいです
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2. |
満開の下に散る言葉
02:58
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彼方から滞った返事は
雪溶けに流れてゆくの
儚さから不意に落とした
優しい嘘で騙したの
傷つかないように
夜明けに
醒めないままで
君のためだけの気持ちは
日々の泡立ちの中で
白飛び影向こう側の
満開の下に散った
焦燥
立る風
全て連れ去った
遠く
叫ぶように
全て過ぎ去った
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3. |
夏に急ぐ
03:39
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夕暮れの首飾り
君は息を潜め過ごした
夕暮れの首飾り
君の汗が夏に急いだんだ
確かな日々の中で
不確かな心がある
妄想でかき消して
灰に染めて
明日も
私、雨ざらし
なぜ泣くの
夕暮れの首飾り
君は遠い音楽
夕暮れの首飾り
君の輪郭がぼやけてく
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4. |
四月の行方
03:03
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夢際の光で
あなたの影を見たよ
月面のブランコの
ため息は瓶詰めのまま
海に投げた
振り返れば
色付いてく様だ
町外れゲーセンで
あなたを見かけた
制服の少女は
ニヒルな笑みを浮かべていた
目も合わない
名も知らない
眼鏡掛けに
見とれた
新学期を迎えず
春休みバカは一人
週休二日で勤務
また過去を追い越してく
言葉は満開の下
散ることさえも無かった
逃避に逃避を繰り返し
汚れた大人になっていた
未確認で
過ぎていった
春の行方
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5. |
おしまい
01:16
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